No,9494

臆病な自尊心。




短文 :: 2014/12/23(Tue)

これもだいぶ前に書いたもの。目障りで目障りで、すてきな自慰行為

 ゆるやかに死にたい気分で生きている。目の前のことを頑張らないとか生き甲斐がないとかいうわけじゃない。どうにもならないという気分が纏わりついて、身動きが取れなくなっている。つまり目の前のことを頑張れず、生き甲斐を全うできないのだ。能力的に出来ないのか、何らかの因子によって出来ないつもりになっているのか。僕はこんな複雑な精神構造にもついてはゆけなくなっている。自分のことがわからない。じゃあ、いつまでは単純構造でわかり易かったのかというとそれもおそらく幼児期までで、自覚としての動機と客観的で現実的な動機はまったく別のところに在って、自分のことなどわかりはしないのだ。自分についての真実が欲しい。それは未来から過去に求めることが出来ることもあるし出来ないこともある、他人が教えてくれることもあるし教えられないこともある。こんな不確かさの中で生きていかなければならないなんて信じられない。何が基準だ、母よあなたはどうやってここまで生き延びて来られたのか。わかっていることなんて一握りだ。苦手な食べ物好きな場所、そんなありふれたものならいつでもわかる。でも、わかっていても信じられなくなるときはある。純粋なものがこの世にどれだけ存在するか。大してない。ないのだ。純度を上げて生きたい。研ぎ澄まして。しかしそれが何の役に立つのかということで、全く役には立たないもので、馬鹿にされて憐れまれて終わりお終いそれで終り。虚ろな目で世の中を眺めたところで、見えるものなんてなくて。それは旧式。取り残された旧式。

「そうやってすぐステレオタイプに乗せようとするから、そんなにも詰らなくなるのさ」
 兄は頷きながらこんなことを言うけれど、僕の中ではステレオタイプのスの字もなくて、人間ってものが元来つまらないからだと思っていた。はあ、では、何かつまらなくないものがあるってことなんだろうか。童顔は中身も餓鬼だとか辛い物が嫌いで甘い物ばかり食べているとかいうありふれたパターン以外に何かがあるっていうんだろうか。あるなら教えてほしい。僕は馬鹿だから、わかることなんてないんだ。
「どういうことか教えてよ今すぐ」
「そうやってお前はすぐサボる。考えりゃわかるよ」
 わかったら苦労しない。苦労はしない。わかるための苦労をしていない、それもわかってる。僕はこの脳味噌にもう飽き飽きしている。
「空想世界に見放され、気力も記憶もなくした僕に何が出来る。世界に現実しかないと知ってしまった僕は、どうすればいい?どうにもならない、どうにもなんないんだよ」
 不貞腐れてやけくそになって、ガンガンと頭の中に音楽を押し込めて、何もない夜を過ごすのだ。諦めたように床について眠ってまた朝が来て、口笛も吹けない僕は無能を誇って卑屈に微笑う。トゲトゲの首輪。内側を守る。それを内巻きすれば何かが変わる。散ることも枯れることも出来るようになる。でもやらないんだ、知ってるわかってるよ、鬱陶しいな馬鹿野郎。
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